新年おめでとうございます。本年がみなさまにとりまして、よりよい一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
今日はよく噛むことの効果についてお話させていただきます。
お口の中の健康を保つには歯ブラシや補助用具(歯間ブラシやフロス・ワンタフトブラシなど)を使い丁寧に歯を磨く、舌ブラシなどで優しく舌苔を除去するなどご自身でのセルフケアが重要ですが、食事をよく噛んで食べることもとても大切です。
よく噛むことの効果として、お口まわりの筋肉が発達し言葉の発音がハッキリします。唾液の分泌も促進されるので、お口の中の汚れを洗い流したり清潔に保つ効果が高まり虫歯・歯周病・口臭予防につながります。また食べ物をよく噛んで細かくすることで消化吸収を助けて胃腸の負担を和らげます。
歯周病で歯がグラグラしたり歯が抜けたり、入れ歯が合わないなど食べ物をしっかり噛めない状態だと柔らかくてあまり噛まなくても食べられる料理や食品を摂るようになりやすく、そんな偏った食生活が続くとエネルギー不足になるばかりではなく全身にも影響が出るようになります。
また現代の柔らかい食品が多い食生活は成長期の子供や若者にも問題です。しっかり噛むことは歯や顎の筋肉を維持し正しい咬み合わせを保つためにも重要ですので、若いうちからよく噛んで食べる習慣と正しい歯磨きの仕方を見につけていきましょう。
1月13日(月)は成人の日のため休診いたします。
1月16日(木)の午前は診療となりますのでよろしくお願いいたします。