桑名市江場にあるTNデンタルクリニック院長の永川稔晃です。
今回は子供(特に離乳食の時期)のご飯の食べさせ方についてお話しします。
小児の咬合誘導は1.機能的対応 2.骨格的対応 3.歯的対応 の順序で成長発育していきます。つまり、お口の周りの筋肉(口唇、頬筋 等)や舌の使い方を正しく使うことで骨格的に成長発育しそれに伴って綺麗な歯列を獲得します。
ここで大切なのは上口唇の動きになります。上口唇の筋肉が弱いと口呼吸などの悪習癖が生じて今後の歯列の発達に影響が出ます。
上口唇の動きを学ぶために
①スプーンは口の下方から持っていく。
②スプーンは下口唇に置き、口が閉じるまで待つ。
③上口唇が食物を擦りとれるようにゆっくり引き抜く。
④スプーンが噛まれても口が開くまで待って引く。
正しい食べさせ方一つで子供の発育が変わるのはとても興味深いですね。